最近、穏やかに、緩やかに、なんとなく、幸せな気がしてる。

周りの人間にちゃんと恵まれてるんだなって、別に多くも少なくもなく、「このままじゃだめだ」に押しつぶされずに済むための、普通に生きるための何かが満たされてる。多分毎日の多くを笑顔で穏やかに生きてる人が持ち合わせているだろう感覚なのでは、とか。

別にお金はないし、将来は特にちゃんと決まってないし、できないことはできないことのままで、ぽんこつさは増していく一方だし、この先私は多分すごく苦労するんですけど、なんだか寒さに怯えてなくて、ふわふわしている。
いや全然、春が近いからかもしれない。家が毎日寒いせいで耐性があるからかもしれない。

こうやって幸せになっていって、そして会わない人が増えていくんだなって、ちょっとだけ…いや、さみしくもなく、ただただぼーっと歩いている。
このまま、会えない人、会わない人だらけでも別にいいんじゃないかなって。死んで会えなくなっちゃったら悲しい人っているのかな。
ある人が、愛情と興味は別って言ってたのが最近の中で面白かったの。会えなくなっても愛情は変わらずあるって話。その人について新しいことは知れなくなるけどって。会えなくなった人がいて、でもそれ自体は悲しくなくて会えなくても愛せるって言ってて、なんかそうだなぁって思っておもしろかった。
私は、誰がいなくなっちゃったら悲しくて泣けるのかな。ふとした時に「あーあの子に今会いたいのにいないな、会えないな」って思うだけで、別にその人の存在は確かに変わらないから、涙は出てこないんじゃないかな。何の権利があって、他人の、いなくなる権利や会わなくなる権利を邪魔できるの?いくら会ったって「また会おうね」って言葉があって終わらないのに、今会う必要ってあるのかな。

でも、今好きな人たちに対して「もう会わなくてもいい人たちだ」になっちゃう日が来るの悲しいな。でもそう思う時って、多分もう違う自分だから、そのことに大して悲しがりもしないんだろうね。